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" この作品で風は人であり、時間であり、社会や自然です。 風の子は「ヤジロベーの原理」を用い、危うくも安定した状態の中で、風を受けることにより見えない「時間や空間」を眼に見える形にしたものです。 風は、どこでも一様に吹いている様に見えますが、実際には様々な方向から流れてくる事がわかります。動いていない時は軽手を触れてみて下さい。ゆらゆらと揺れながら回っていく時、そこに彫刻に支配される空間が見えてくる事でしょう。 強く触れると、いたずらに早く回ってしまい空間を感じる事もなく、危ない回る玩具でしかなくなってしまいます。 | "